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- 2016/11/18
- カイロプラクティック,整体,自律神経
- 鬱は心の病？…..尾道市の整体
脳科学が解き明かすうつ病のメカニズム
鬱は心の病？…..不調の原因は脳にある。
以前に放送されたＮＨＫスペシャルで、「ここまで来た！うつ病治療」というタイトルの回がありました。
「薬を飲んでもなかなか治らない。いったん職場復帰しても元のようには働けない。そんなイメージでとらえている方も多いのではないでしょうか？」
というナレーションから始まりました。
その内容は、鬱や、自律神経失調症、パニック障害、慢性疲労症候群などメンタル系のトラブルの原因は脳の背外側前頭前野（DLPFC)にあるというものでした。
DLPFCの機能が低下すると？
このブログをご覧の方の中には聞き慣れない言葉も多く、遠い顔になっておられる方も多いのではないかと思いますが、色気もなく説明を続けてまいります。
もう少しお付き合いくださいませ。
では改めまして、DLPFCの機能が低下すると？
作業記憶の低下
注意集中、注意制御機能の低下＝物事に集中できない。持続性、選択性、分配性。
判断力の低下
目標達成のための企画遂行、計画性、問題解決能力＝目標設定、計画をたて、それにそって行動し、モニタリング、行動を制御。
計画性、問題解決能力＝物事を整理し順序よく実行したり、正確に判断し、計画をたてることができない。時間を配分する、先を見通すなどの概念形成能力が低下する。その結果、問題解決能力が低下する。
学習能力＝経験から学習できない、新しいことが学習できない。
我慢できない＝行動・発話：を行うにあたり時間の前後関係を統合的に調節する。
自発性＝自発性に乏しくなる。口数が少なくなる。発動性、発話。
保続傾向、固執傾向＝いったん誘発された反応や知覚が不適切に繰り返される。構え（セット）の転換障害。
関心、興味＝無関心、周囲に対する関心、興味を失う。セックスに対する興味を失う。
自信の喪失＝扁桃体の暴走を抑えられなくなる。
というような事になってくるようです。
悲しみや不安、恐怖をつかさどる扁桃体
扁桃体は、神経細胞の集まりで感情の処理と短期的記憶において主要な役割をつかさどる部分です。
もう少し具体的にいうと、情動・感情の処理（好悪、快不快を起こす）、直観力、恐怖、記憶形成、痛み、ストレス反応、特に不安や緊張、恐怖反応をつかさどる部分です。
なので、この部分が暴走すると、負の感情が抑えられなくなり鬱などのメンタルの症状が発症するようです。
ブログ冒頭に書いたNHKスペシャル、そこで紹介されたのが最新のアメリカでのメンタル疾患への治療法。
経頭蓋磁気刺激（けいとうがいじきしげき・ＴＭＳ）
ハーバード大学のアルパロ・パスカルレオーネ教授が行なっているもので、うつ病患者の脳を磁気刺激によって健康な脳にする研究を１５年間に渡り研究してきたそうです。
うつ病患者は健康な人に比べ前頭葉の血流が少なくなっています。
その部分に磁気刺激を与えて機能を回復させる治療法で、効果もでているようです。
ここまでをまとめてみると
アメリカの脳科学での研究によると、多くのメンタル疾患の原因は脳の前側（DLPFC)にあるという１つの結論が出ています。
なので、こういった症状に対しては如何にしてDLPFCの機能を回復させて、脳内の血流を安定させるかということになります。
当院でも、磁気刺激ではありませんが、量子波（10の52乗hz)の光を使い患部へのアプローチをしています。
こちらからhttp://magonote.link/ultrasonic/
当然ですがカイロプラクティック的に椎骨の矯正をして脳へ向かう血流のルートへもアプローチしております。
タイトルにあるような原因のよく解らないメンタル系の症状でお悩みの場合は１人で考えていてもしょうがありません、しばらく私とお付き合いしてみてください。
きっと、お力になるることを信じております。
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